今日からHPにライフネット生命保険のバナーが登場した。ボランティアのバナーである。4/9のブログに書いたように、溌剌とした生命保険業界の再現を期待するためには、新しい息吹が必要である。出身母体である日本生命保険に多くの恩義があるが、その恩義に報いるためにも新しい息吹を当面応援したい。
さらにいえば、現在の日本生命にとって、ライフネットが邪魔だと感じられるにしても、ライオンにとってのハエのようなものである。そんな小さな存在に目くじらを立てるほど度量が狭いとは思えない。
既存の生命保険会社の販売は、ニッセイのオバちゃんに代表される強大な販売網で成立してきた。しかし、その販売網は今後とも不滅なのだろうか。地方が老齢化し、大都会である東京に勤務しているサラリーマンはセキュリティーの厳しいビルに閉じ込められている。これでは従来方式の販売は限界、新しい工夫が求められている。残念ながら、私には営業の経験がない。だから適切な方向性を論じる資格がない。
そうはいっても、ライフネットの試みが大いに参考になることだけは確かだろう。もしも成功するのなら、その兆しをいちはやくキャッチし、それを参考にしてより良い販売モデルを考えればいい。失敗すれば、目の前からハエが消える。どちらに転んでも、ライフネットの登場が利益になりはすれ、不利益になる可能性は小さい。現在は以上のように考えている。
2009/04/15