大和郡山市(奈良県)出身。郡山小学校、奈良女子大学文学部附属中学校・高等学校を経て京都大学経済学部に入学。大学時代で興味のあった講義は、当時の教養学部の講義だけ。大学の図書館と北山通りに面した下宿で、経済以外の本を読み漁って4年間が過ぎた。
もっとも、プルーストを原書で読みたくて第三外国語としてフランス語を学ぶが、発音が難しくて断念。その合間、山歩会(さんぽかい、同好会で、現在は廃部)に入り、夏山を楽しむ。
1974年に大学を卒業。株式投資部門での仕事を志し、日本生命保険に入社。偶然、志に沿ってインターバンク市場、マクロ経済分析、株式アナリスト、債券市場のリサーチ、証券投資手法の開発、データベースの企画、ポートフォリオの企画と実践等のキャリアを積む。部門としては、通商産業省(現在の経済産業省)派遣、ニッセイ基礎研究所(主任研究員)、資金証券部(部長)、財務企画部(取締役部長)等を経る。
2003年に転職。理由は、マネージメントが嫌いだったから?
中央大学国際会計研究科特任教授、同志社大学政策学部教授を経験した後、2006年京都大学大学院経営管理研究部教授、2016年退職、同年京都大学名誉教授。経営管理研究部の客員教授・特任教授を経て、2023年4月から産官学連携本部証券投資研究教育部門の客員教授。
専門は、証券市場分析、企業分析、その他金融関連の分析。理論と実務のかけ橋を意識して活動している。金融証券に関して、東京での情報収集が重要だと感じている。
日本ファイナンス学会(顧問、元会長)、日本価値創造ERM学会(評議員・理事、元会長)、日本おもてなし学会(監事)に所属。財政制度等審議会委員、日本私立学校振興・共済事業団資産運用検討委員会委員長、地方公務員共済組合資金運用委員会委員、あすかコーポレイトアドバイザリー監査役(社外)、みやこキャピタル監査役(社外)、GCIアセット・マネジメント取締役(社外)などを務める。
最も興味のあるのは山歩き、辺境への旅行、植物の観察であり、証券市場の観察である。これらへの興味は半世紀以上続いている。