今日、東京に出てきた。私的な用事を済まそうというのが計画だった。好きな「上キジ定食」を食べて、パソコンに向かってメールを開けると、大学からのメールが入っていた。「本日、文部科学省からかねて申請の予算の承認が下りたので、その予算の使途と、その効果を本日中に報告しろ」、「予算の使途について、予算申請書を原則として変えないように」とあった。注:関係者に迷惑がかからないように、以上も以下も、多少の脚色あり。
即座に思ったのは(たぶん、普通ならすぐに思うのは)、午後に作成依頼が来て、その日のうちに報告しろというのは「ちょっと待って」であろう。もちろん、文科省の締め切りはもう少し先なのだが、大学の事務で事前にチェックために、実質的な締め切りが早くなっている。今回の場合、予算申請額がほぼそのまま了承されたので、すべてをほぼそのまま書くことで対応できてよかったものの、もしも予算申請額が削られていたのなら、どのような要請になったのだろうか。こればかりは仮定の話なので何とも言えないものの、常識としてよくわからない世界である。
第二に、「予算の使途について、予算申請書を原則として変えないように」との部分である。予算申請額がほぼそのまま了承されたのであれば、当初の計画を何も変える必要がない。むしろ、変えると怪しいわけだから、変えるべきではない。とすれば、「新たな書類の提出は必要ない」が正しい指示である。無駄な労力を使わせて書類の量を積み上げることは、作業する者の精神衛生上はもちろんのこと、地球環境にもよろしくない。
2009/04/17