研究室で一仕事した後、トレーニングがてら、久しぶりに銀閣寺から大文字山を越え、帰宅した。銀閣寺の桜は満開、観光客が多かった。欧米からの観光客もかなり多く、経済の混乱と円高の影響があったのかと思えるほどだった。毎年、この時期に銀閣寺に行く外人の数を数えているわけではないので、不確かだが。
大文字の「大」の字の展望所から京都市内の桜がどのように見えるのか楽しみにしていたが、春霞で期待外れだった。しかし、大文字の林の中ではミツバツヅジが咲き始めており、周りの広葉樹の芽吹きと入り混じって、山歩きを楽しませてくれた。関東の山は落葉樹が多く、ツツジの花がもっと映えるが、常緑樹の多い中での関西のツツジもそこそこである。蹴上に下りると、日向神社と疏水の桜がひっそり満開だった。銀閣寺の雑踏が嘘のようであり、何故人は群れるのか、ふと行動経済学を思い出した。
2009/04/06