日銀のデータは金融市場の分析に便利である。そのデータの提供形態が昨年末から変更されている。それを使って久しぶりに分析を行った。最初は面倒だと感じたが、慣れると便利である。
まず、何がどこにあるのかを知らなければならない。「時系列統計データ検索サイト」に「検索サイト格納統計一覧・検索リスト階層一覧」があるので、それでデータの在り処の目星をつける。また同じサイトに「検索機能の簡易解説」もあるので、それ見ながらデータのダウンロードの方法を確認する。試したところ、資金循環勘定は一括してダウンロードできるので非常に便利になった。
これ以外に、主要なデータは「主要時系列統計データ表」に掲載されている。為替レート関連やマネーサプライ関連を見る場合は、このデータ表が便利である。もっとも、債券市場のレートは「各種マーケット関連統計」として、従来と同様の掲載方法である。
難点をいえば、データ検索サイトの構成が不親切かなと思える。慣れないでクリットしていくと循環してしまうと思った。こちらの使い方が悪いのかもしれないが。もう少しすっきりとしたサイトの作り方にしてもらいたい。
2009/05/06