京都に住んでいると感じないが、東京に来ると感じるものの一つが、高層ビルの周辺の強風である。
今日(正確には数時間前の昨日の夜)、東京は京橋界隈での会合の後、小雨の中、つい日本橋コレドを通って帰った。これが大いなる間違いだった。
以前から気づいていたのだが、久しぶりなので忘れていたことは、コレド周辺はいつも強風が吹いていることだ。とくに雨の日は悲惨である。今回もまた、小雨だったにもかかわらず、かなり濡れてしまった。傘もしなって、今にも骨が折れそうだった。
別にコレドだけを非難しているわけでない。新宿にしろ、有楽町にしろ、高層ビルに周辺の雨の日は避けるにかぎる。でも、どうしても避けられないこともある。
そんな時に浮かび上がるのは、高層ビルを設計する場合、周辺の風に対するシミュレーションを義務付けるべきだとの感情である。設計で避けられないのなら、どうせ風が年中吹いているのだから風車でも設置して、発電した電力を無料で住民に供給するとか、それも無理なら多額の税金を納付するとか、何らかの対価を支払うべきだ。それとも、周辺を歩く人達への迷惑料として傘やレインコートを進呈するとか。私としては、できれば登山用のゴアテックスの上下が欲しいのだが。
2009/05/08