大学に寄ったついでにというか、銀閣寺から大文字山に登り、蹴上に下りた。山はすっかり新緑に包まれている。カシ類の花、バクチノキの花、フジの花などが満開である。
そんな中、異変もあった。赤松の立ち枯れが一段と進行している。毎回立ち止って新緑のドームに見入るお気に入りの場所も、枯れた松が目立ち、普通の場所になってしまっていた。
鶯がしきりと鳴いていた。これから鳥の季節である。大文字にはカッコーとホトトギスも訪れる。おおよそ鳴く場所が決まっているので、山を歩くときの楽しみが増える。また、カエルの声も聞こえる。谷あいの水たまりに棲息している。これからが繁殖の季節である。残念ながら、どんなカエルなのかは見たことがない。いつも歩く道は谷まで遠いので、カエルが上がってこない。雨の日にでも歩けば上がってきているかもしれないが。
蹴上に下りるとき、前回から気づいたのだが、カモが二羽、レンガ造りの建物の横の疎水に棲みついている。水に飛び込んだりして遊んでいるようだ。次に下りるときにもいるのかどうか、これも楽しみである。
2009/05/11