川北英隆のブログ

猫の観察と株価

今日、アメリカの株価を反映し、日経平均株価が大場に下落した。今まで上がってきたのだから当然だろう。鴨川の猫達は「そんなの関係ない」と言っていた。
私のパソコンのガジェットには株価が表示されている。実のところ、カレンダーと月齢とCPUのモニターと、そんなものが同時に表示されている。昨日の月齢は新月だったので、うっかり皆既日食だと早とちりしたわけだ。
その株価を時々見ながら仕事をしている。もちろん、株価が上がれば、気持ちいいことが多い。買おうと思っている時は別だが。でも、そんな時々刻々の動きに一喜一憂していたのでは始まらない。「まあ仕方ない」といつも思ってしまう。
そんな今朝、鴨川を少し歩いて大学に行った。と、川原のベンチの上に猫が飛び移り、爪を研ぎ始めた。近寄ると逃げたが、猫の習性で、少し離れると安心してこちらの方を見てくれる。耳の短いトラ猫だった。ベンチの木には、いつも研いでいるのか、年輪が浮かび上がっていた。まだ日差しが気持ち良かった頃には、その同じベンチで浮浪者風情のが寝ていたから、猫の好きな匂いが付いているのかもしれない。
新しい猫の観察場所だと思い、大学に向かった。

2009/06/23


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