川北英隆のブログ

夏至直後の日没

今日は暑い一日だった。東京へクールビズで訪れ、夕方に帰京した。霞んだ空気と、田植えの終わった水田の向こうに夕日があった。
夕方の7時前、揖斐川を過ぎると夕日が見えた。大きく赤い太陽が緑色を帯びた水田を照らしていた。その夕日が、ふらふらと伊吹山に隠れていった。やはり1300メートルを超した伊吹山は偉大だ。太陽を一時的に閉じ込める。なんて思っていると、米原の手前で、伊吹山の裾野から太陽が再び顔を出した。
後は琵琶湖の西の湖畔と太陽の競争のようだった。竹生島と湖面が夕日に輝いた。比良の稜線をかすめながら太陽が沈んでいった。これで終わりかと思ったら、そうではなく、比叡山の西側で少し姿を見せた。それが今日の太陽の最後だった。
夏至の直後の太陽だから、このようなかなり北側に沈む光景が見られたのだろう。

2009/06/26


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