ふとした機会で、知人(板垣家)が八ヶ岳に別荘を購入したことを知り、遠慮もなく訪問した。別荘の少し上にある登山口から尾根を直登すると、赤岳の北、横岳の一角に出る。トレーニングがてら2往復した。
別荘地は40年前に開発されたそうだ。大きなカラマツが茂り、その下には灌木や野草が茂っている。夏でも明け方の気温は15度を下回るので、きわめて快適である。そんな別荘に一泊した後、翌日(昨日)の早朝から八ヶ岳の稜線を目指した。つい先月末、別荘の購入と、その別荘から杣添尾根のコースが近いことを教えられ、「それなら2往復できそう」と言ったのがきっかけであるが、こんなに早く実現するとは思わなかった。
登山口まで奥さんの運転で送ってもらった。別荘から10分もかからなかった。一緒に登り始めた旦那さん(といっても、私よりはるかに若い)は赤岳まで行き、先に別荘に戻った。その間、「2往復できそう」と言った手前、私は横岳を2往復した。途中、旦那さんと2回出会った。
杣添尾根は最後の20-30分以外、森林の中の道である。高度差約1000メートル、アップダウンがほとんどない。効率的ではあるが、楽しみは最後の展望だけである。それだけにトレーニングに向いた道といえるだろう。もっとも、稜線に出ると眺めは素晴らしい。しかも昨日は天気が良く、赤岳がくっきりと大きかった。遠くは妙高まで見えた。北アルプスの北部はうっすらと見えた程度だったが。
さすがに2回目の登りの足は重く、最後は喘ぐようになった。その後の稜線でのポカリスエットの水割り(1:1)が美味かった。
下山して、登山口まで奥さんに車で迎えに来てもらった(歩く元気があったとしても、別荘地は広い森の中なので迷子になる)。その後の、早い夕食時のビールはきわめて美味かった。ハードな山登りをした後、毎度のことだが、何本飲んでも酔いそうもなかったので、適当に切り上げ、疲れにまかせて熟睡した。ビール代も高くついたと思う。
2009/08/19