日曜日の夕方、6時からはほとんど決まって「ちびまる子ちゃん」を見ている。テレビ放送されたほぼ初期の頃からの、夕食時の習慣だ。最初の頃の方が面白かった。それはともかく、ずっと気になっているのが巴川である。
本当のところは巴川とは別の川だが、好きな川の一つが、清水のすぐ東側を流れている興津川である。巴川と興津川はお隣さんである。
はるか昔、興津川の流れを車で遡り、富士川沿いに出たことがあった。
ついといっても10年近く経過するだろうか、興津川の上流部から峠に出て、尾根を東に歩いたこともあった。早春だったと思う(年月は調べればすぐに判明するが、面倒なので記憶だけで書いている)。源流部を上がった峠は明るく、椿の花が咲いていた。瞬間、南アルプスの端くれの峠に椿の赤い花はなかなか似合っていると思った。似合っていると思った理由は、「南」に「赤」だからだろうか。
新幹線に乗っていると、静岡から興津川の鉄橋まではすぐである。目を凝らしていると、清流が眼下にある。この季節、釣り人が川の中で鮎を狙っている。小さな川であるから、すぐに源流部まで入れる。それでいて小川ではない。それだけに、興津川には親しみがあり、好きである。
2009/08/30