今日、大学で予定されていた会議が都合で中止になった。明日、東京で再び用事があるため、連泊することにした。さらに、早寝早起きして隅田川でトレーニングすることにした。そうすると、新しい発見があった。
前回書いたアシの茂みにネズミを発見した。最初はカニか何かが茂みの横の小さな岩の上の乗っかっているのかなと思い、走りすぎたが、再びその横を通ると、一匹のネズミが川の浅瀬を歩いていた。さらにもう一度横を通ると四匹もネズミがいた。親子なんだと納得した。
以前にもネズミを見かけた記憶があるが、一匹だけである。親子を見るのは最初だ。アシが茂り、寝場所が豊かになったのか。元々食べ物は豊富なようである。時々、魚が死んでいるし、小さなクラゲも満潮の時には打ち上げられる。カニもいる。アシも食べられるだろう。
そもそも、隅田川のネズミは家やドブにいるネズミと違い、清潔そうである。浅瀬を歩いている姿も褐色に光っていた。食べれば美味そうとは言わないまでも、戦争に負けた時に仕方なしにいろいろ食べた動物の中でネズミが一番だったという父親の感想を思い出してしまう。
ついでに、浅瀬には小さな魚が群れで泳いでいた。時々水の中で横になるので、腹のウロコが銀色に光る。魚で全体像を知っているのはイワシ、アジ、サバ、サンマ程度だろうか。今日、泳いでいたのは少し長かった。河口とはいえ一応淡水だし、コイやフナのように丸くなかったし、ボラの子かなと思う。育てることはできるのだろうか、ふと思った。
2009/08/05