川北英隆のブログ

奈良の修学旅行

今日、日曜日、高校の同窓会の幹事になったので、その打ち合わせのため、1年ぶりに奈良市内を訪れた。同窓会のことはともかく、市内には修学旅行の高校生、中学生が多かったが、京都は状況が異なっているようだ。
どうも修学旅行生の多くは電車(近鉄)を使って京都から日帰りで奈良を訪れるようだ。以前も思ったが、夕方になると奈良始発の京都方面行きの電車が、東京辺りの言葉の学生で混む。今日の京都への帰りの電車にも、いろいろな制服を着た学生が乗っていた。京都に宿泊し、希望者が奈良を一日だけ観光するのだろうか。先生率いる団体の人数がこじんまりしている。ひどい場合、学生だけの団体が地図を片手にどの電車に乗るべきなのかうろうろしている。
この方式だと、奈良にあまり観光収入が落ちない。奈良市内の寺院や神社の拝観料だけに近いかもしれない。わざわざ買うほどの奈良の土産も少ないし、宿泊代は落ちないし。それと、京都から日帰りの電車で回れるのは奈良市内と薬師寺程度だろう。法隆寺や飛鳥までは少し遠い。ましてや吉野はもっと遠い。
知名度や便利さではやはり京都が最優先、ついでに奈良市内ということになるのは仕方ないと思える。奈良も見所が多いのだが、宿泊が必要だ。しかし、宿泊客が少ないから宿泊施設が整備されない。だから誰も宿泊を考えない。悪循環である。

2009/09/06


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