台風が過ぎた直後の鴨川と、その翌日(すなわち今日)の鴨川の河原を観察した。昨日は久しぶりの高い水位だった。今日は、冬空の雰囲気だった。
台風が来る前まで、鴨川の中州にはススキの穂が揺れていた。それがいつの間にか刈られている。市の事業の一環だろう。このことに台風の前日に気づいた。
台風で水位が増していた昨日、そんな中州をすっかり濁流が洗っていた。大型のサギだけが何羽か、流れの浅い所にたたずんでいた。
今日は水位も低下し、水の透明度も増していた。サギ達の集まりも良かった。ただ、台風が北海道に進み、一時的に冬型に近い気圧配置になったため、北風があった。北山には時々雨が降っていたようだ。河原に集まったサギの中には、寒そうに首をすぼめて猫背になってたたずんでいるのも見られる。夏にはあまり記憶のない姿だ。
京都の紅葉は11月の後半である。ただし、街路樹の葉は大分痛み、黄色さがちらほら見受けられるようになっている。銀杏も落ち始めている。鴨川の北から冬が下りてくる日も近い。
2009/10/09