川北英隆のブログ

京都は虹の名所

今日は昔の「体育の日」、晴れの特異日である。そんな日を「体育の日」から外したのはアホだと思うが、そんなことに関係なく、今日の京都の朝はよく晴れていた。ただし、午後には曇り、市内の北側は時雨気味だった。そんな空に虹が見られた。
昨日に続いて冬型に近い気圧配置だったから、北の空には雲が流れていた。一時、京都市内の北側にも小雨が降った。自宅から見ていると、比叡山から大文字にかけて、雨のため視界が悪くなった。そんな中、比叡山方面にうっすらと虹がかかった。
実のところ、京都は北と南で天候の差がある。市内の南側が晴れていても、北側が雨のこともよくある。そんなとき、虹がかかる。
小さい頃、奈良に住んでいた者にとって(たいていの地域はそうだろうが)、虹は非常に珍しかった。一年に一回は見なかっただろう。それが、京都に住むようになってから、かなり頻繁に虹を見るようになった。それも、一日のうちに時間を置いて何回もかかることがある。太陽は南側から差す。だから市内の北側に雨が降った場合、南側に住んでいる者は、虹を見るのに絶好の位置を占めることになる。
きちんと記録しているわけではないが、春先から梅雨の前まで、一番虹が出るように感じている。秋も、北側が時雨れやすいから、やはり虹が出やすいと思う。冬も、あまり冬型が強くなければ北側だけが時雨れるから、やはり虹が出るだろう。虹は、京都の一つの観光資源になるだろうか。

2009/10/10


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