川北英隆のブログ

鴨川の生き物

四条河原町に用事があったので、それを済ませた後、川端四条から鴨川に下り、荒神橋まで歩いた。いい天気だったのと、先日来の雨で川の流れが澄んでいたことから、いろんな生き物に出会った。
御池通りの橋の下の住人の所に仔猫がいた。数えると4匹だった。親猫も2匹いた。御池の橋の下はあまり通らないので、新たな発見である。一方、二条の橋の下の猫は一匹しか見かけなかった。ただし、女の飼い主にすり寄っているところだった。
川には鴨が多く見られるようになった。夏と比べると明らかに数が増えているから、渡りが始まっているのだろうか。その鴨が川底の藻を食べるとき、川面に代わる代わる白い尻が突き出される。流れがきらきら光ることもあり、見ていて楽しかった。
川には小さい魚がたくさん泳いでいた。その中に、灰色の大きな魚を2匹見つけた。鯉よりも細い感じがした。養殖場から流れてきた鱒かもしれないが、よく分からない。
川の中に入り、投網で魚を獲っている大人もいた。見ていると、かなりの数の小さな魚が網の中に入っていた。食べるのだろうか。鴨川の水は汚くはないが、綺麗でもないし、工場の排水が流れ込んでいる可能性もある。
荒神橋の下にはいつもの大きな犬がいた。いずれも、橋の下の生き物たちは元気なようだ。飼い主の一人が自転車に空き缶をいっぱい積んで走っていくのも見た。景気が少し回復し、アルミ屑の値段が回復すれば、橋の下の生き物たちの生活も豊かになるのだろう。そんなことを考え、荒神橋の横から川端通りに上がった。

2009/10/19


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