どちらがついでかはともかく、大学の研究室で用事をし、その後で大文字山を歩いた。今日は天気が良く、最後の紅葉も楽しめた。
大学まで、鴨川を少し歩いた。荒神橋の猫は一匹いた。マロ風の猫だった。呼んでみると、鳴いて近寄ってきたので、撫でてみた。骨の太い猫だ。小泉政権の回し者だったのかもしれないと思いながら観察してみると、右耳の先がなく、丸くなっている。道理で猫の顔とは少し違うのだと納得した。喧嘩で無くしたのかもしれない。
大文字山は北白川付近から見る限り紅葉が盛りのようだったが、近づくと葉っぱを落とした木が多かった。銀閣寺の奥にモミジの綺麗な庭があるが、そこもほぼ終りに近かった。大文字の頂上付近はそろそろ冬の感じで、木立だけが目立つようになっていた。
それはともかく、大文字の山には黄色く色づく木が多い。ナラの類もどちらかというと黄色である。松の木がどんどん枯れていくので、黄色が目立ち、ときどき赤い色がある。
山のモミジは大文字の火床(大の字)の手前に多くある。登山口である銀閣寺と日向神社にも多い。人の手で植えられたのが山のモミジの始まりかもしれない。
2009/11/30