細見さんのことを書いたからか、今度は高校の友人の訃報が入った。そういう年齢に達したと思いつつも、寂しいことである。
同級生の間で、いろんなルートで訃報が流れているようだ。友人は東京の神田でクリニックを立ち上げていて、少しは名前の知れた医師だった。島悟君という。
今日、大学にいるときに同級生のM君から連絡をもらった。最近では一番親しかったようだ。高校時代、2年生の時だったようだが(というのも、そう記録してある)、島君とM君と、もう一人、田中君というのと、夏休みを利用して白樺湖から美ヶ原に旅行した。島君と私は蓼科山に登った。これが日本百名山の最初の登頂だった。翌日、4人で美ヶ原に登った、というかバスでほとんど頂上まで行った。その夜、北アルプスにしきりと稲妻が走るのを見た。
何故、こんな話しをするのかと言えば、その4人のうちで健在なのはM君と私だけだからだ。そのM君から最初に訃報があったというのも巡り合わせなのか。
ええっ、では一緒に蓼科方面に登ると早くして亡くなるのかといえば、そうでもないので安心してもらいたい。何人もと一緒に蓼科方面に登ったが、亡くなったのはもう一人、70代の方だけだと思う。
島君のご冥福を。
2009/12/15