川北英隆のブログ

気候の地域格差

京都と東京を往復した。京都、滋賀、東京と、気候の地域格差が大きい。
京都の気温は零度近くまで下がった。部屋の窓から見える北山にはまだ雪は見られないが、稜線の合間から見えるさらに奥の山には、どうも雪が積もっているようだと、少し前から思っていた。
新幹線に乗り、琵琶湖側に注目していると、滋賀の奥の山は真っ白だった。伊吹山も白い。部屋から見える積雪を確認できたわけだ。
琵琶湖と日本海を隔てる山は背が低いので、滋賀はほとんど日本海側に近い気候である。京都盆地の北側の山は900メートル程度あるが、背が低いことに変わりない。だから、京都も雪の日が多い。晴れていてもすぐに時雨れる。前にも書いたように、時雨れた日には虹が見られる。京都の冬を楽しみたいのであれば、傘を忘れてはいけない。ということで、京都の天気は鬱陶しいのだが、空気が湿るので喉の健康のためにはいい。
ついでに書くと、同じ関西の盆地でも、奈良は雪が少ない。日本海から遠く離れているからである。盆地なので、寒さは京都と大差ないが。強いて言えば、京都よりも晴れる確率が高いので、日中は暖かいようだ。
その点、東京は晴れる日が多い。今日の東京も日中は温かったし、夜の冷え込みも京都ほどではなかった。もっとも、空気が乾燥しているので、風邪を引きやすい。花粉症も東京の方が酷くなる。これは実際の体験談だ。東京では花粉症だったが、京都に移り住んでほとんど感じなくなった。
(以上を書いたのは12/18の夜。朝(12/19)起きると、北山にも雪が積もっており、まだ降っている。)

2009/12/18


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