今日、東京へ日帰りで行った。前日の雪が心配だったが、少し遅れた程度ですんだ。それよりも大発見だったのは、東京の手前から南アルプスが見えることだった。
早朝の新幹線に乗った。新幹線が大津に出ると、比叡山には雪が積もり、比良は相当程度白かった。近江八幡付近からレールの横に雪が残り、新幹線は速度を落とした。関ヶ原を過ぎるころまで徐行気味に走ったので、名古屋に着くのが4分遅れたと車内放送があった。
横浜の手前で目を覚ました。川崎付近だったと思うが(まだ寝ぼけていたのでよく覚えていない)、西側の遠く先に白い帯状のものが見えた。富士山にしては低いので、振り返ってみた。少し後の方に富士山があった。では、その白い帯は何か。位置からすると南アルプスである。京都に帰って地図を調べると、小仏峠から笹子峠の方面が低くなっていて、南アルプスの北岳方面が見えても不思議ではないようだ。冬の晴れた日、双眼鏡持参で新幹線に乗って確かめる必要がありそうだ。
東京に住んでいた頃、中央線での通勤での楽しみは関東平野の北側の山を確認することだった。よく晴れた日には日光方面が見える。本(横山厚夫『東京から見える山見えた山』)によると浅間山も見えるらしいが、電車の中では確認できなかった。谷川岳方面も同じで、それらしいのが見えるように思ったが、雲との区別がなかなかつかない。どこかの高いビルに上がってじっくり観察すればいいのだろうが、そこまでの趣味もないし。
思い出したので久しぶりに『東京から見える山見えた山』を開けると、やはり昔?東京から南アルプスが見えたそうだ。ビルがなかった頃、冬にはすばらしい展望が広がっていたのだろう。
2010/01/08