川北英隆のブログ

春は黄砂

昨夜の京都は窓に体当たりするような風雨だった。朝、起きると空がどんよりしている。まだ曇っているのかなあと寝ぼけた頭で考えていたが、窓から外を見ると黄砂だった。
今年は黄砂が多いようだ。昨年は少なくてほっとしたのだが。
今年、最初に黄砂に気づいたのが、3/16の大徳寺からの帰りである。その時は霞んでいる程度だったが、今日はかなり酷い。書斎からいつも見える北山や比叡山が全く見えない。この連休、観光客が京都に押し寄せているはずだ。というのも、金曜日の夕方から土曜日の朝にかけて、東京からの帰りの新幹線の予約が困難だった。その観光客は多分がっかりしていることだろう。花粉症の場合、二重苦に違いない。
ワシントン条約で黄砂の輸出を禁じてもらいたいものだ。というのは無理だろうから、黄砂対策を中国と共同で積極化すべきだ。気象庁のホームページでは、今日の日本は関東だけ黄砂の影響がないようなので、偉い政治家には関係ないのだろうが、黄砂対策には地道な植林しかない。緑のダムということだが、たとえ政治家が気づいていたとしても、コンクリートのダムと違って票にはなかなか結びつかないのだろう。
以上を書いたのは朝。その後、北海道東部を除いて黄砂の範囲が拡大したようだ。

2010/03/21


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