今、関心のある商品がミラーレス一眼レフである。一眼レフカメラの場合、ファインダーで被写体を見るためにミラーとプリズムが必要なる。この仕掛けのために技術と重い部品を組み込まなければならないらしい。
あの、ガシャという音とともにミラーが上がり、フィルムやセンサーに光を送るわけだ。それが「写した」という実感であり、レトロな感じでもあるのだが、最近ではそのミラーを省略した一眼レフが登場している。つい先日もソニーがミラーレス一眼レフを発表した。ミラーレスの場合、従来の一眼レフと比べて相当に軽いようだ。それなら山に気軽に持っていけそうである。
問題は、被写体をどのようにして見るのかだろう。屋外で、とくに晴天の日に液晶を使って被写体を見るのはなかなかつらいものがある。別の光源を用いて(今のコンパクトカメラのように)ファインダーからセッティングできるのだろうか。そのときに、これまでのように、かなり正確な被写体の調整が可能になるのかどうかである。一眼レフの場合、オートフォーカスだけではなく、マニュアルで焦点を合わせないといけない場合も頻繁にあるから。ちなみにソニーのミラーレス一眼レフには液晶だけがあり、通常のファインダーがないようだ。
大枚はたいて実験的に買うのもどうかと思うので、しかも今使っている一眼レフカメラのキヤノンは最後にしかミラーレス一眼レフを発売しないとの噂なので、評価するのに障害が多い。使った人がいれば使い勝手を教えてもらいたいものだ。
2010/05/14