何て題名を書くと、宮崎県人から殺されそうだ。その宮崎県には何人か知り合いもいる。でも、ふとそう思った。
というのも、シカも口蹄疫に罹ると読売のネットニュースに書いてあったから。
実のところ、山にはシカが増えすぎている。天敵がいなくなったし、保護されているしで、シカには有史以来の天国が到来している。
だが、天国は地獄の入り口でもある。餌が不足するから、植林した木はもちろん、高山植物も食べないといけない。某、昨年夏に訪問した別荘の庭も「シカのために植物を植えてる、いわば野菜畑」状態だそうだ。
昨年の夏、比良を歩くとヒルがいっぱいだった。ヒルはどの山でも増えているらしい。これはシカのおこぼれを頂戴している口だ。おこぼれを頂戴する身分だから、シカの天敵にはならない。
そんなシカのこれからの天敵が口蹄疫だとすると、ひょっとしてシカの人口というか数が調整されて、とりあえず一件落着になるかもしれない。遷都1300年の奈良にとっては大災難、「それが天の助けだとしても、もう1年待ってほしい」となるだろうが。シカの化身のようなセント君じゃない(これじゃ漫才コンビだったセント・ルイスみたいだ)、せんとくんはどうする。
2010/05/20