なんて題名を書くと、「年寄り染みてる」となるのだが、まあ時にはいいだろうと思い、書いてみる。というのも、今となっては昨日(5/26)、外部講師を招いて講義をした後、彼の希望で留学生を連れて「歓談」したから。
いろいろと世界各国の話題に花が咲き、そのうち韓国や中国の徴兵制の話題になった。中国には徴兵制はないそうだ。それに対し、韓国からの留学生にとってのこの数日の南北間の緊張度の高まりは、日本人の想像以上のものがある。本国から呼ばれた場合に配属される部隊も決まっているそうだ。
それなのに、韓国が北朝鮮の挑発行為を公表した当日、日本のトップが持論の「友愛」を論じたそうである。大金持ちのぼんぼん育ちには、「仲良くしよう」というだけで人が集まるとの幼児体験というか経験則が完全に支配しているのだろうか。
で、話を戻すと、その韓国でも若者は韓国料理をあまり食べないそうだ。当の留学生も徴兵されたときに初めて、仕方なしにキムチを食べたと言っていた。要はマクド(関東ではマック)の世界が韓国にも広がっている。そのうち、とは質問しなかったが、中国も老酒や豚肉の炒め物を食べなくなるのだろうか。昨日書いたクサヤではないが、世界の料理からバリエーションが消えてしまいそうである。毎日、マクドでは満足できそうにないが。
バリエーションの乏しい世界は面白くないし、活力にも乏しい。
そういえば、異端を数多く排出したわが大学も、中央からの役人的風潮に感染し、それが学生にも影響を及ぼしている。異端が少なくなったというか、異端では生きていけなくなりつつある。小ぢんまりといる。寂しいことである。
2010/05/27