昨日(5/27)、大学で用事をすませ、夕方に大文字を越えて帰った。西高東低の気圧配置だったため、季節は違うものの、時雨と言ってもいいような空だった。愛宕山から北山にかけて雨脚が見えた。
花では山ツツジ(モチツツジ)がまだ咲いていたが、ほぼ終りだった。書き忘れていたが、鴨川の河原ではセンダンが薄紫の花を咲かせている(写真)。関東ではあまり見かけなかった。色や葉が初夏のふさわしく、すがすがしい感じである。
大文字からの下り、これまで通らなかった道から蹴上に下りようとした。途中まで道が良かったのだが、蹴上への最短コースと思えた道は墓地に通じていて、通り抜けできないように柵がしてあった。
仕方ないので、少し引き返し、南禅寺まで下りた。すでに観光客がほとんどいない時間帯だったが、日の長い時期だけに、太陽と追いかけっこをすることなく境内に着いた。モミジの若葉を眺めながら、2年半前の秋、東京から来た知人たちと本当に沈む太陽(JALのことではありません)を気にしながら南禅寺に下りたことを思い出した。太陽には少し負けたが、境内には夕日の落とし物のような紅葉が待っていた。
2010/05/28