川北英隆のブログ

京都の蕎麦

けじめの日、長生きできるようにとのマジナイではないが、昼飯に蕎麦を食べに行った。京都の麺類はなかなか美味い。
関西に戻って最初に感動した食べ物は何か。たこ焼きとうどんである。蕎麦の文化は大阪や奈良にはないので、京都の蕎麦をバカにしていたが(こういうとき、関西でもアホにするとは言わない)、これが意外に美味い。考えて見れば出石の蕎麦は有名である。
関西のうどんや蕎麦の何が美味いのか。出汁である。鰹節(関西ではカツブシ)や昆布(コンブ)の味がする。
今日、食べに行ったのが尾張屋、京都の老舗である。烏丸御池の北に昔ながらの店がある。その出店が富小路錦の南側にできた。昼なのに朝定食を食べた。
蕎麦でよく食べに行くのが三条堺町にある大鶴(「おおつる」、「だいつる」かな、太田垣さんが経営しているので「おおつる」のような気がするが)である。ここの蕎麦も美味い。ただし観光客向けでないので、土日は休みである。友人が京都に遊びに来たとき、前日に飲み過ぎ気味だったので、蕎麦でもと出かけたら、土曜日で休みだった。玄関で店のオバちゃん(店兼自宅なので女主人かもしれない)が掃除をしていたので、ひょっとしたらと思い「やってますか」と聞いたら、「休みです」とのことだった。そこで、「蕎麦を食べたかった」と言ったら、「そこの有喜屋さんならやってますよ」と同業他社を紹介してくれた。有喜屋(うきや)もいい蕎麦屋(出店も多い)であるが、大鶴の庶民的なところが好きである。

2010/07/27


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