公的年金の申請手続きをしているが、これが疲れる。3箇所に請求しなければならないからだが、もう少し連携がとれるように制度設計して欲しかったと文句たらたらである。それでブログに叫ぶという次第。
私の職歴を公的年金から見ると、厚生年金、私学共済、国家公務員共済の3つを渡り歩いたことになる。と、何が生じるかというと、互いの年金の加入期間証明をもらわないといけない。つまり、計6通の証明書が必要になる。公的年金を取り仕切っている元社会保険庁、現在の日本年金機構がありながらである。そもそも、公的年金の給付が始まることを想定していなかった制度ではないかと勘ぐってしまう。だから、加入期間の記録に大きな不備が生じてしまったのだろう。
おまけがあって、3つの機関のうち、どの申請手続きが優れているかというと、少なくとも言えるのは厚生年金の担当である日本年金機構が群を抜いて悪い。
まず、私の住所が完全に印字されていない。最後の5文字が落ちている。元の都である京都には長い地名が残っていることを把握していなかったのだろう。「印字内容が異なっている場合は、二重線を引いて訂正してください」と書いてあるが、「印字されていない場合はどうするんや」と思う。
記入要領の説明もまずい。「2つ以上の年金を受ける権利を得た場合は、原則として、どちらか一方の年金を選択することになり、もう一方の年金は支給停止になります」とあるが、厚生年金、私学共済、国家公務員共済の3つから老齢年金を受け取る場合は、この説明に該当するのかどうか、素人ではわからない。この説明は暗に2種類の年金しかないことを想定して書かれているから、老齢年金は何箇所から受けても1つだと推定できる。さらに、国家公務員共済の申請書に添付してあった説明を読むと複数の制度から受け取る老齢年金は該当しないようだし、他の資料を調べたところでも該当しないようである。とはいえ、念のため、確認しておく必要がありそうだ。
要するに、日本年金機構の申請書類はアホい職員が作ったのだろう。
2010/08/15