去年と同様、今年も元日経の記者の加藤さんが京都に来た。前回(去年8/8)もそうだが、今年も京都近郊の山歩きということで、愛宕山に登った。夏の山にしては涼しかった。
愛宕山は嵐山の奥、紅葉で有名な清滝と高雄を麓にいだく京都の名峰である。有名な比叡山よりも高く、924メートルある。日本で市内のすぐ横に1000メートル近い山がある大都市は珍しい。
今回は3回目の愛宕山だった。火除の神様で、大学時代に下宿していた民家のカマドには愛宕山のお札が貼ってあった。本当は毎月参り、愛宕山の「花」であるシキミをたばって、その葉を毎日一枚ずつカマドにくべるのだそうだ。というのも、前回登ったときはトレーニングを兼ねていたので神社の説明書きをじっくり読んでおらず、今日初めて知った次第である。
木立の中の立派な、しかし急で長い参道を登る。あまり日が差さないので意外に涼しい。頂上付近の気温は、10時頃だったが、23度で快適だった。
頂上には立派な神社が祀られている。そのすぐ下に1000回登山記念、3000回登山記念の石碑が建っている。1つだけ、5000回というのがあった。毎年250回会社に出勤するとしても20年間勤めないと5000回にはならない。石碑に刻まれた住所は京都府とはいえ通うのに2時間近くかかりそうな所だった。1回来ると1日3往復くらいするのだろうかと、想像をたくましくしてみた。
それはともかく、下りは保津川に下りた。写真は保津峡駅からの愛宕山(一番高く見える所)である。
2010/08/17