川北英隆のブログ

八ヶ岳の休日

去年と同様、板垣家に誘われて八ヶ岳で週末を過ごした。昔、小学生から中学生にかけての夏休み、親戚の家に10日前後泊まったのと同じ感覚である。その親戚の家の場合よりも涼しさや設備の分だけはるかに快適だが、年齢とアルコールの分だけ無遠慮かもしれない。
それはともかく、つい2日前の土曜日、これも昨年のように杣添尾根の登山口まで送ってもらい、横岳、赤岳、権現岳、三ツ頭、天女山と歩いた。登山口に朝6時に着けるというメリットを生かし、普通では一泊のコースを日帰りで済ませたことになる。
コースの最大の難関は赤岳からの下り、キレット(切戸)である。ガイドブックのコースタイムでは70分となっているが、ガレたコースを慎重に下ると、70分は普通では厳しいタイムだと思う。
しかも、赤岳から直接に南に下るコースは不確かである。この土曜日も、一旦、よく整備された阿弥陀岳方面の下りを歩き、標識に従って左手に赤岳の南斜面をトラバースして権現岳への縦走路に戻った。権現岳への縦走路と合流する地点で確認したが、直接に登るルートはあまり踏まれていなかった。
赤岳からの岩場を慎重に降りた足には、権現岳への鎖とハシゴ混じりの登りはかなりこたえる。しかし、権現岳にたどり着けば、後はほとんど緩やかな下りである。意外に早く、駐車場のある天女山の山頂に着くことができた。

2010/08/23


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