今回の南アフリカ旅行での収穫の1つが鉱山を見られたことである。南アフリカ西北部からナミビアにかけては銅鉱山がたくさんある。その1つ、ナミビアとの国境に近いナバビープ(Nababeep)を訪問した。国境まで約100キロメートルである。
この近辺で最初に発見された銅山はオキップ(Okiep)にある。ナバビープはその隣町で、今でも稼働している。ナバビープを訪れた目的は、その郊外に咲くデイジーの観察にあったが、朝早かったことから、花があまり開いていなかった。そこで、個人的な関心は鉱山に移った。丘の上を散策してみると、あまり綺麗ではないが、銅鉱石らしきものを採集することができた。それ以外、周辺には鉱石らしきものがなかったので、鉱山から誰かが運んできたのかもしれない。石英や長石の塊はたくさん転がっていたが。
実は、前日に泊まったホテルはオキップにあり、選鉱所跡らしき場所の隣にあった。ホテルの庭を散策すると、無造作に水晶の大きなクラスター(ただし鉄混じりであまり美しくなかった)が生垣の縁取りに使われていた。
できれば次回はダイヤモンドが流れ着くというナミビアの海岸(南アフリカとの国境付近)を散策したいものだ。立ち入りが制限されているとのことだが。
2010/09/10