南アフリカ旅行ではヨハネスブルグはトランジットに過ぎなかった。3月の時には空港から市の中心近くまで車で走ったが、市内には入らなかった。ということで、ヨハネスブルグの取引所を見たわけではなく、新聞の株価蘭を見た印象である。
ヨハネスブルグの中心部に入ったとしても、取引所を見ようとすると、そのための出張を計画しなければならないだろう。街中を歩くのは、たとえ通りの向かいに行くにしても「車で行くこと」を推奨されるらしいから。ましてや、暇を見つけ、ぶらぶら歩いて取引所を探すわけにはいかない。
ネットの情報によると、ヨハネスブルグ取引所の株式時価総額は60兆円程度(韓国、台湾と同じ程度の規模)、システム取引だそうだ。
市場で最大の上場企業はBHPビリトンである。BHPビリトンは、オーストラリア企業のブロークンヒル (BHP)とイギリス企業のビリトンBilliton)から成り立っていて、ビリトンの主要操業鉱山は南アフリカにある。その南アフリカでもBHPビリトンが取引されている。
それで、さすが南アフリカだと思ったのは、株式欄の構成が日本と異なることだ。業種別に並んでいるのは日本と同じだか、その業種欄に、Industrial Metal & Mining, Coal, Diamond & Gemstones, General Mining, Gold Miningと並んでいる。いかにも宝の山のような業種表記である。ちなみに、BHPビリトンはGeneral Miningに分類されている。
次回の旅行から、各国の新聞の株式欄を集めることにしようかなとも考えている。以前は出張や旅行のついでに証券取引所を訪問することを趣味としていたが、取引所の仕組みは急速に変化しているので、すぐに情報が陳腐化する。その点、取引所の仕組みがどのように変わろうとも、多くの企業は生き残っていくはずなので。
2010/09/19