今日は秋分の日、明日用事があるので東京に出てきている。実は、いきさつがあって山に登る約束ができたので、今日という日を楽しみにしていたのだが、あいにくの雨。山の計画を取り止め、山の用品の調達に神保町まで出掛けた。
山の用品の調達といっても、自分のためではない。山の約束をしていたE君のためである。E君はきわめて珍しい苗字で、日本に(つまり世界に)数家族しかいない「絶滅危惧種」である。特定されて本当に絶滅してしまっては困るので、E君としておく。
店に行くと、登山専門店の方はかなりの賑わいだった。余暇の過ごし方として山歩きの人気が沸騰しているのか、それとも雨なので多くの人が山歩きを中止して神保町に足を向けたのか。E君はザックと靴を買ったのだが、混雑のため、靴の試し履きを手伝ってくれる店員をゲットするのに時間がかかった。まあ時間をかけたことだけはあり、これでE君は山を安心して歩けるそうだ。私にとっては、東京での山歩きの潜在顧客となった。それもほぼ確実な顧客である。
ここまで書くと、ある程度ばれたかもしれないが、3回続いた山の用品シリーズのブログは、少しだけE君を意識していた。「こんなん持ってるか」というわけだ。しかし、世の中はなかなか面白い。ブログに登場させた「今まで出番のなかった冬用のシュラフ」だが、近々登板することになりそうだ。それも5泊くらいかな。高かったシュラフだが、多少は元を取れそうだ。シュラフの悪口を言ってよかった。
2010/09/23