川北英隆のブログ

浅草の新しい風景

浅草で会合があった。浅草は久しぶりだ。会場はとろろを食べさせる店で、80年が経っているとか。その店でコースを食べた後、屋上を改造したらしいバーに上がった。そこで見た風景とは。
何て、NHKの思わせぶりな、それでいて普通のニュースのようだ。
とろろを食べさせるというので、古い感じの店かなと思っていたら、明るい感じの入り口があった。ふいをつかれたので店の名前を確認してしまった。
会合の趣旨は、その昔、某所で研究会を開催し、そこでの議論を一冊の本にした仲間の同窓会である。とはいえ、当時の中心人物は急に入院したとかで、結局のところ出席がなかった。もう一人は授業で当初から欠席、さらにもう一人は急用が生じたとかで途中退席となった。出版から6年が経過したと思うが、そもそも関係者7名のうち、当時と同じ職場にいるのは比較的若手の2名だけだと思う。時代の移り変わりである。
夕食の内容をちらっと紹介しておく。要は後半にとろろ芋関係の料理が出てくる。そして、最後に出てくる麦とろがやはり一番美味い。その麦飯が最高だし、とろろも美味い。この一品だけで十分満足できると思う。
その店の屋上に数年前にバーというか、テント風の天井のある飲み屋が併設された。飲み屋といっても、案内のお姉さんがエレベーターで一緒するので、実質的に関所のある、たとえ席があっても風体が怪しければ入れない、そんな飲み屋である。
その飲み屋の自慢は、何といっても隅田川が真下にあることと、スカイツリーが見えることである。「スカイツリーが見えるんやろな」とは思っていたものの、今日(9/30)は雨模様のため、飲み屋に入った時には見えなかった。そのうち、メンバーの一人が「見える」とつぶやいた。その声につられて窓をのぞき込むと、想像以上に「どでかい」姿が見えた。完成すれば、すごいことになりそうだ。
できれば近々、晴れた日に、その飲み屋とスカイツリーを目当てに浅草へ行きたいと思う。もっとも、風体が怪しいと思われて関所を通れないといけないので、その飲み屋で専属みたいな感じで生演奏している作曲家の先生の名刺をもらってきた。それを葵の御紋章の付いた印篭とし、関所を通過するつもりである。

2010/09/30


トップへ戻る