昨日(10/12)、遼寧大学の研究者(40代の女性)が来日した。尖閣諸島の騒ぎをまたいだだけに、予定通り来日するのかどうか心配だったが、その以前に伝えてきていたスケジュールの通りの来日だった。
彼女は大学が管理している宿泊施設に入った。昨日は出迎えに行った。残念ながら施設は不足気味で、なかなか当たらない。何回目かのチャレンジで、大学から1時間ばかりと少し遠いが、黄檗にある宿泊施設に入れることになった。
入居といっても、実際に部屋に入るには鍵の受け渡しが必要になる。中国政府の指定した便が関空に13時過ぎに着くこともあり、宿泊施設の事務所の開いている時間内に入れるかどうか怪しかった。しかも、私には東京から講師を招く講義の予定があった。そこで、以前にその黄檗の宿泊施設に住んでいたインドネシア人の学生に頼み、一足早く宿泊施設で待機してもらった。
結果は、インドネシア人の学生が功を奏したようだ。彼女の到着は予想したとおり事務所の開いている時間に間に合わなかったものの、私が着いたときには彼女が着いて1時間近く経っていたようだ。
今日、大学に彼女がやってきた。滞在用の研究室に案内し、大学での身分証明証を手渡したり、余っている私のノートパソコンを貸与したりした。
そこで事件が発生した。彼女が中国から持参した宿泊施設用のノートパソコンの電源コードだが、それが中国仕様で、日本のコンセントに合わないという。海外旅行でよくある問題だ。日本では万能コンセントが売られているが、中国ではそこまでいかないのだろう。大学の生協にも行ったがピタっとしたものが売っていない。
で、最後に行き着いた手段は、貸与したノートパソコンの「コンセントから変圧器の手前までのコード」の部分を彼女が持ち歩き、両方のノートパソコン用に使うという方法である。仕様は一緒だった。いろいろあるものだ。
そうそう、その中国人といい、インドネシア人といい、ある程度日本語がしゃべれる。国際化しているようでドメスティクな世界である。
2010/10/13