川北英隆のブログ

最近の風景1

オムニバスである。最近、どういうわけか、あんまり猫が登場しないし、犬も登場しない。というわけで、一挙放映というわけか。
犬の話題は大したことがないかな。歩いて大学に行く途中、何ヵ所か大通りの信号を渡らないといけない。その中のある信号の手前でゴールデンレトリバーが赤信号で待っていた。ポンポンと脚で首筋を掻いている。「へえー、猫みたいなことをするんや」と思って見ていたら、犬の動作が変わった。ふと信号を見ると、変わりかけだ。犬が立ち上がると信号が変わった。いつも見る犬ではないのでよく分からないが、犬には信号が分かるのだろうか。犬は色盲と聞いたことがあるが、信号の点滅する位置は異なっている。その点滅の位置とか、時間の経過かを認識していたら、そらすごい。
猫は、これも大したことがなかったかも知れない。御池の橋の下には、くっきりとしたキジトラの兄弟がいた。器量がいい。とはいえ、これまでいた猫はどうなったのだろうか。
二条の橋の下を朝方歩くと茶トラがかたまって寝ている。何匹入るのか、入り交じっているので、歩きながらだと数えられない。多分、5匹だろうと思うが。こちらはしばらく前まで親猫がいたし、帰りしなもブチ猫を見かけた。ただし、数が増えているわけではないので、どこかにもらわれていっているのかも知れない。
マンションの隣のお嬢さん猫のシャーちゃんをよく見かける。相変わらず、通りがかりの者に気を許すわけではないが、「シャーちゃん」と呼ぶと返事だけはする。ただし、一回か、せいぜい二回までだ。夕方、マンションの向かい、飼い主のオッちゃんが経営している店をよく見ている。完全な飼い猫ではなく、定期的に餌をもらっている半ノラ、半お嬢さんなのかもしれない。メス猫のようなので、京橋の猫のように縄張り争いに巻き込まれることはないかもしれないが。

2010/11/05


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