川北英隆のブログ

ジャネット:Djanet

今回はタハト山ともう一箇所、タッシリナジェール(Tassili n'Ajjer)を歩いた。タッシリナジェールとはWikipediaによると「河川の台地」の意味だそうである。名前のとおり、広大な台地を川が侵食している。
その最寄りの町がジャネットである。タマンラセットから車でも行けるが(直線距離で約450km)、道は悪そうで、多分2日はかかりそうだ。今回は飛行機を使った。前にも書いたように深夜便である。それも当然のごとく遅れる。中学時代の友人が赴任していた頃(1984-86年だと確認できた)、国内便が遅れるのはラッキー、飛ばないことが多かったらしい。
ジャネットは観光地である。タッシリナジェールが世界遺産に指定されているから、ヨーロッパからの旅行者が多い。といっても、時々見かける程度だが。日本からのツアーも何本か出ているが、それでも珍しいらしく、町を歩くと(警官が目を光らせているので、昼間は危険を感じない)、「ニーハオ」と声をかけられる。それだけ、ここでも中国人が進出している証拠だろう。
ジャネットはワジに沿った町である。ネットでは水の流れた写真もある。元々の住宅地は河岸段丘にできたらしい。写真はその段丘の町である。ワジにナツメヤシが茂り、家がある。
ジャネット.JPG

2011/01/15


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