タハト山：Mt. Tahat
タハト山はアルジェリアの最高峰である。2918ｍもしくは3003ｍとされる。頂上に三角点らしきものはない。きちんとした測量がなされていないのかもしれない。
アハガル山地（アハガルはアルホッガー、ホガールとも呼ばれるが、読み方の差にすぎない）の北部にあり、岩峰で賑やかなアハガルの中心部、アセクレム高原から少し離れている。まさに少しだけで、距離的には大したことはないが、道が悪く、時間がかかる。近づくと、孤高の山のように見える。周辺よりも一段高いことがよくわかる。
実のところ、アセクレム高原からタハト山が見えるとは思いもせず、すっかり見逃していた。タハト山に登り、アセクレム高原が近くに見えることを確認した次第である。
タハト山の東麓のワジ（涸川）まで車が入る。そこから高度差800mを登る。最初はワジを右手に見ながら西に緩やかに登り、稜線にたどり着く。そこから大きな岩の混じった稜線を北へと高みを目指して登ることになる。稜線の道は不確かである。ガイドも適当に歩いていた。
頂上はちょっとした双耳峰になっている。他のピークより明らかに高い。
帰りは稜線のコースを取らず、近道だと思い直接ワジに下ったが、道は悪く、かえって遠回りだった。
写真はワジに張ったテントから、朝のタハト山である。なお、Wikipediaのタハト山には写真が付いているものの、どうも嘘くさい。見る角度が違うのかとも思うが、少なくとも登山口からの写真ではない。
2011/01/10
