川北英隆のブログ

アフリカの時代

ブログを長期間(?)休んだ。というのも、アフリカの時代のアフリカをいろいろ見たいと思ったからだ。最初にアフリカを旅したのが1994年9月だから、その後の17年近くで、どのように変化したのか興味があった。
1994年に訪れたのはケニアとタンザニアだった。目的はキリマンジャロに登るためである。今回、17年ぶりに同じ国を訪れた。キリマンジャロが目的ではなく、前回に行けなかったタンザニアのンゴロンゴロ(Ngorongoro)とセレンゲティ(Serengeti)が訪問先だった。両者とも野生動物の保護区として有名である。またンゴロンゴロは人類発祥の地としても名前が知られている。
経路は、ナイロビまで飛行機で入り、そこから車である。動物保護区に入るため(アクロ対応と天井を開けて動物を観察する目的で)、車は、ケニア側はマイクロバスの改造車、タンザニア側は4輪駆動車の改造車である。現在、キリマンジャロの麓に国際空港が建設されたので、ケニアに入らず、ンゴロンゴロとセレンゲティの最寄りの町、アルーシャ(Arusha)に行けるが、今回は利用しなかった。
で、そのケニアとタンザニアだが、ゆっくりと変化しているようだった。ケニアの首都ナイロビ周辺では、マンションと高級住宅の建設ラッシュのようだった。インターネットがケニアの動物保護区、アンボセリのロッジで使えた。タンザニアは前回と同様、首都に立ち寄っていないが、道路の渋滞と、オートバイに乗るマサイ族が見られた。ケニアの新聞には「アジア(中国)の経済発展がアフリカにも影響をもたらす」とあった。
道路は依然として悪かったが、幹線道路の整備工事が進んでおり、来年頃、ナイロビからンゴロンゴロの入口まではほぼ快適な車の旅ができるはずだと思えた。工事のスピード感は分からないが、少なくとも現地ガイドもそのように話していた。

2011/01/30


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