今回の地震でわかったことは、東京周辺に首都機能が集中してしまい、日本が非常にリスクの高い状態にあることだ。日本国内、地震リスクから逃れることはできない。リスク分散を図るしかない。
今、関西は平和である。食料品や非常物資を買い貯めする動きが波及してきているが、カミさん曰く、「高いコメは残ってる」そうだ。もちろん停電なんてない。電車も(遠距離は地震の影響を受けているが)通常運転である。
大阪ではビルに空室が多い。企業の本店機能が東京に移ったためであり、そのせいで経済地盤が著しく沈下したためである。だから、東京から首都機能が移ったり企業の本店機能が戻ったりしても支障は少ない。それと、中心地に大きなマンションがいっぱい建っている。値段も東京の比でない。今回のような地震が起こっても、歩いて帰れる場所に住める可能性が高い。
橋下はんも、このことをよく理解し、形式だけに近い大阪都構想ではなく、中身を充実させる提案をしたらどうだろうか。そうすれば、「でや、東京都に対抗できるやろ」というか「日本のためになるやろ」と主張できる。大阪にいじめられた経験のある奈良県も納得するに違いない。
ヒョウ柄まじりでど派手な大阪ファッションは東京のドブネズミ趣味と異なっているし、ヤクザもどきの大阪弁に戸惑うかも知れないが、本当の意味での大阪都が実現する前に、まず平和で安い関西に移住されることをお勧めしておきたい。
2011/03/16