アイスランドをいろいろ体験して思ったのは、日本に近ければ別荘を持って住んでもいい国だということだ。お勧めの理由は山ほどある。最大の理由は価格だろう。
レイキャビーク付近の不動産は(詳しい立地まで調べていないが)、日本のマンション程度でよければ1000万円台で買える。アイスランド通貨(アイスランド・クローナ)の価値が2007年をピークに暴落したので安くなってしまったようだ。ちなみに、現在、1クローナは0.7円である。それが2007年のピーク時には2円に達していた。1/3にまで暴落したわけだ。つまり昔の高嶺の花が今は手頃になっている。逆に言えば、不動産バブルが生じていたことになる。当然、クローナ表示の不動産価格ももっと高かったはずだ。当時、アイスランド人はスペインに避寒地を求め、ヨーロッパ本土はアイスランドに避暑地を求めていた。それが不動産バブルの原因の一端である。
その他のお勧めの理由を列挙しておこう。夏が涼しいから軽井沢、八ヶ岳気分になれるし、日が長いのでいつまでも遊べる。山も川も近くて美しい。冬はオーロラが身近に見られるが、数時間日が昇るので鬱陶しさが少ない。電気代や暖房費(温水)も安いだろう(確認しなかった)。魚が豊富で飯が美味い。ただし、肉はラム中心である。ビールが安い(500ccの缶が70円くらい)。温泉が豊富である。自動車が少ないから運転が楽である。英語が通じる。治安も良さそうだ。
残念ながら、1つだけ別荘として不適当な理由がある。遠いことだ。数年前までは夏に臨時の直行便があったらしい。それがサブプライムローン問題以降、なくなったようだ。残念である。
2011/05/30