ホワイトアスパラガスは大好物だ。昨日の夕食時、テレビを見ていたらホワイトアスパラガスの栽培と料理が登場していた。感想は、美味そうだが、料理の仕方がもったいないというものだった。
子供の頃のアスパラガスといえば「缶詰で白」と決まっていた。いつの間にか缶詰のアスパラガスが主役の座から下り、青いアスパラガスが主流となった。その幻のホワイトアスパラガスと再会したのが1993年5月、ドイツの友人宅でのことだった。年月を特定できるのも記録が残っているからだ(意外に几帳面やなあというところだが)。
太い、それも缶詰でないホワイトアスパラガスに出会って感動、それを茹でて食べてさらにさらに感動した。ほんのりとした香りがあり、柔らかい。茎の部分はともかく、穂先はとろけるようだった(今でも想い出すと、小泉武夫ではないがヨダレが湧いてきそうだ)。
その後、日本で売っているのを(家内が)買ってきたことがあった。しかし、固かった。収穫してから日が経っていたのだろう。
そんなホワイトアスパラガスを栽培している農家から取り寄せ(昨日のテレビをちらちら見ているかぎり、そう思ったが)、切ったり、すり潰したり、炒めたりしていた。もったいないと思う。ホワイトアスパラガスの微妙な味を活かすためにはやはり単純に茹でて食べるのが一番だろう。日本人にとって魚は刺身か塩焼きが一番のように。何て書いて、そう言えば照り焼きも好きだったと思い出したが、照り焼きは脂のある魚に合うのだったと思い直した。
2011/06/05