大人になると従兄弟/従姉妹と会う機会は乏しくなってしまう。あまり積極的には人付き合いをしないため、奈良に住んでいる妹と会うことも年に1回程度なのだから、なおさらだ。
そんな従兄弟/従姉妹と会う機会は親戚の結婚式か葬儀ぐらいだろう。今風の結婚式は自分たちだけで執り行うのが普通になったから、葬儀が貴重な場となる。
と、前置きから想像できるように、今日は親戚の、正確には父方の叔父さんの葬儀だった。場所は、奈良県は天理から少し山辺に入ったところだ。亡くなった叔父さんは満86歳だった。3年前、奥さんに先立たれ、急に元気がなくなったとか。私の父親より7つ年下だが、80歳を越すと年齢順にはいかなくなる。
ということで、3年前にも同じ従兄弟/従姉妹と会っている。小さい頃からよく知っていて、一人を除いて私よりも年下だから、イメージは小さい時のままなのだが、今回は全員が50歳を超えてしまっていた。その子どもが就活しているなんて聞かされると、「ふーむ」と考えたりして。
帰り、ちょっと有名な神社や史跡があるので、駅まで歩くついでに1つくらい寄り道しようかと思ったが、葬儀が終わった頃に雨が降りだしたので、タクシーを呼んでまっすぐ駅に向かった。3年前はお盆の時(関西なので8月)で、暑さで歩く気になれなかった。史跡には縁がないのかもしれない。
3年前のお盆といえばリーマンショックの1月前だ。「嵐を呼ぶ」ではないが、従兄弟/従姉妹と会うと「株価の下落」を呼ぶなんてことにならなければいいのだがと、ふと不吉なことをついでに思ってしまった。
2011/06/12