世の中、勘違いしたのが多い。最大の勘違いの事例は、国会議員は偉いとの勘違いだろう。話題の松本復興相の発言からも、そんなよくある勘違いが垣間見られる。
朝、ネットのニュースに発言内容だけがアップされていた。読売のネットから部分引用すると、岩手県庁では「知恵を出したところは助けるけど、知恵を出さないやつは助けない。そのくらいの気持ちを持って」と発言したという。また、宮城県庁では「お客さんが来る時は、自分が入ってから呼べ」と語り、漁港整備の要望に対して「県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと我々何も知らんぞ」と述べたという。
いろいろ思うところはあるが、伝わってくる要点は、「国には知恵がない」、「国が率先して動くことはない」、「大臣は位の高い賓客だ」という真意である。
この大臣の真意に対して思うのは、「それなら国の組織は何の役にも立たないから、とっとと組織を解散したら」、「県からの政策提言を受けて政策として上に伝達するくらいなら、誰でもできるやろ」ということだ。そもそも、メッセンジャーに(また、賛成票を投じるだけの議員に)高い報酬を払うことなんて考えられない。まあ、この大臣は昔の良き時代に育ち(年齢は60歳、ふーむ、ボンボン風に育ったのだろうか)、「良きに計らえ」で何でも事が運んだ経験しかないのか、脅しでの仕事しか知らないのだろう。
ということで、これ以上時間を使うのは嫌だから(もう、十分、って洒落だが、そのくらい使ってしまったし)、ここまで。
2011/07/04