某氏から花咲ガニが送られてきた。理由はともあれ、「生もの」だからと、今日の夕食に登場した。非常に大きなカニなのでどうしょうかと思ったが、結果として半分残った。残りは明日のお楽しみである。
カニにはきりっとした白ワインだろうと、前にも書いたセリフに従い、ワインを買いに出かけ(当然、冷えるまでの時間を計算に入れ)、夕食のメインとした。美味かった。日経の小泉さんのエッセイ風になってきものの、やはり魚介類は美味い。
むしゃぶりつきながら(小泉さんの語彙を借用している)、学生時代の夏に北海道を山歩きで周遊したとき、町に茹でたカニがいっぱい並んでいたのを思い出した。関西しか知らなかった当時、カニは冬と思い込んでいたから、カルチャーショックだった。
北の国はいい。まだ公表していないものの、今年の旅行は北の国シリーズになりそうだが、そういえばアイスランドでカニを見なかった。ヨーロッパはカニを食べないのだろうか。そういえば、エクアドルの海岸の都市でカニを食べたことを思い出した。でも、ヤシガニの類で、木槌で叩くという荒業を混じえていた。食文化について、もう少し調べる必要がありそうな。
追記:カニのお礼メールを送ったところ、返信によると、毎年2回、十勝に行くのだそうだ。浮気性で、進んで同じ所に行かない(最近、二度目、三度目の訪問が多いので「同じ所に行かなかった」と書くべきかな)の者にとって、「そういうのもありなんや」と思う。大文字山や大月の先の滝子山に数多く登った経験からすると、何回も行けば、それはそれで面白いだろうと思うものの、やはり目移りしてしまうのが私の事情だ。
追記2:今回の白ワインはカリフォルニア産だった。岩牡蠣の時のチリ産ワインの方が美味かった。同じくらいの値段のはず(むしろ安かったかも)だが。チリ産ワイン、恐るべし。
2011/07/09