今日の京都には雷雲が近づいた。残念ながら市内は雷だけで、雨が降らなかった。それなのに、「あれっ」と思うことが生じた。
研究室で仕事をしていると(暑い一日だったのに職場に出かけたわけだが、そんなの当たり前か)、雷の音が聞こえ始めた。もう一箇所、行かないといけなかったので、研究室を引き払うタイミングを見計らっていた。早く出かけると暑いし、遅いと雷雨に会う可能性があると考えたからだ。と、一瞬、電気が消えた。大学で使用電力の上限を定めていて、それを超えたのかと、ふと思ったが、そこまでシステムが完備しているなんて考えられない。雷による瞬間的な停電だったようだが、世の中、そんなひ弱なことになっているのかと思った。精密作業を要する工場はどうしているのだろう。
その後、もう一箇所の先で講義をしていると(要するに近くの大学でバイトをしているわけだが)、講義用のディスプレーがプチっと切れてしまった。事務に連絡したところ、ディスプレーのスイッチを入れ直せばとのこと。それで回復した。簡単なことだが、パソコンは何ともなかったから、ディスプレーが壊れたのかと思ったわけだ。やはり雷による瞬間的な停電のようだ。パソコンは、バッテリーがあるからなのか、2回とも平気な顔をしていた。
それで思い出したのが、昨日の昼食時である。お好み焼き(わが家の昼の定番メニューの1つ)を焼き始めた瞬間、ホットプレートが切れた。「れれっ」と思い、いろいろいじくっていたところ、「停電違う」との意見で、電源箱をチェックした。やはりメインのスイッチが切れていた。ホットプレートと湯沸かし器と冷蔵庫のスイッチが一緒に入ったのがいけなかったようだ。「節電やで」、「夏と冬を一緒に来させるな」との天の声だったのか。
2011/07/11