川北英隆のブログ

山と海外の食事・韓国3

韓国で書き忘れていたことがある。登り間違った北漢山に再チャレンジしたこと、韓国の最高峰である漢拏山に登ったこと、カニのことである。
北漢山は雪岳山の帰りに登った。標高は837メートルながら、立派な岩山である。ソウルの郊外にあり、非常な賑わいだった。山頂付近は岩峰に道を無理やり作った状態なので、すれ違えない箇所が多く、非常に混雑する。転落者がよくでないものだと(実際は出ているのかもしれないが)、感心する。登山口に戻ると物売りで賑わっている。そこでマッコリを買い、無事登山できたことを祝して乾杯した。
漢拏山は長い、緩やかな登りが続く山だ。鳥や植物が豊富で素晴らしかった。食べ物も海産物系が多いようだが、残念ながら素晴らしいものには出会わなかった。しかも訪れたのは2007年6月、サブプライムローン問題がまだ表面化していない時だったので、ウォンが非常に高かった(今の倍近買ったと思う)。だから、物価がやたらと高く、ビールなどは日本よりも高いのではないかと思えた。もう一度違う季節に登って、安くて美味い食べ物を探したいと思っている。
カニは、ワタリガニをキムチのように唐辛子に漬けたものを食べた。「これが素晴らしい」という評価を聞いたので、試しに食べに行ったときのことだ。ソウル市内だった。注文すると大きなカニが出てきた。美味かったが、脚から甲羅まで、さすがに量がある。大人数で注文する食べ物のようだ。他のものも食べたかったし。
韓国にはまだまだ登る山がある。食べたいものもある。だから、機会を見つけて再訪するだろうと思う。

2011/08/10


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