アイスランドと同じで、ノルウェーの食事はなかなか美味しい。日本に帰っても、「日本の食事をしたい」とはあまり思わない。要するに、魚と野菜の料理が多いことに尽きる。
最初に食べたかったのはクジラである。アイスランドで食べられたことだし、ノルウェーは捕鯨をしている数少ない国だから。それに、クジラを食べるとノルウェー人と仲良くなれると考えた(半分以上、思い付きの理由だが)。
しかし、オスロではクジラ料理を食べるのは一般的でないらしい。現地のガイドも事務所に電話して調べていたくらいだから。ベルゲンなんかの大西洋の近くに行かないとダメかもしれない。もしくは、オスロに来るヨーロッパ観光客に遠慮して出さないのだろうか。
ちなみに、オスロでは市役所近くの高級飲食街でクジラを食べられるそうだ。「えらく高いよ」と現地ガイドが話していた。オスロのホテルに着いてネットで調べたところ、尾の身を2000円だったかで、たらふく食べたと書いてあったが、場所等は不明である。
そのクジラの代わりにトナカイを食べた。ステーキを注文したところ、4000円程度で大きめの肉が2切れ出された。柔らかく、赤身でアッサリしているから、なかなか美味い。実はその前に山小屋で、みじん切りのトナカイ肉の炒めものを食べていた。こっちの味付けは塩辛くて、まあまあだったが。
その他の料理はアイスランドに近い。ニシンの切り身をビネガー、マスタード、トマトソースなどいろいろに漬けて出される。日本人にとっては満足できる。その他、サバの切り身をトマトソースで焼いたのも出てきた。ヤギの乳を牛乳と混ぜてチーズにしたものも少量なら美味だった。
それに加えてビールが安ければ言うことないのだが。天は二物を与えずか。
2011/08/31