ついでにヨートゥンハイメン国立公園の最大の目玉、イェンデ湖とベス湖の展望コースを簡単に紹介しておく。
イェンデ(Gjende)湖の東端の小屋、イェンデスハイム(Gjendesheim)に泊まり、ハイキングできる。イェンデスハイムまでは国道が通じている。翌日、小屋から湖の北側の稜線に上がり、メムルブー(Memurubu)という湖の中間地点の小屋に下りて、船でイェンデスハイムに戻れる。逆に、メムルブーに船で渡り、そこから逆コースをイェンデスハイムまで歩いてもいい。途中、ベス尾根という細い岩稜がある。そこからイェンデ湖と、その北にあるベス湖の2つが両側に眺められる。イェンデ湖は青緑色(アマゾナイト色、もしくは硫黄温泉色)、ベス湖は碧色である。2つの湖の水面は400メートル近くの差がある(写真)。その対比が大人気の秘密だ。
岩稜は狭く、切れ落ちているので、高所恐怖症がひどい場合、下るのは遠慮した方がいいかも。その場合、逆コースだと岩稜の登りになるので大丈夫だろう。ベス尾根の高度差は350メートル程度、小屋から稜線の最高地点までの高度差は750メートル程度である。
2011/09/03