川北英隆のブログ

京大の11月祭

今日は勤労感謝の日だったが、大学で講義(補講的なもの)をし、その後は研究室で出版用原稿の索引作りをした。横では11月祭が盛大に行われていた。
11月祭は京大の有名な(と思っている)学園祭だ。今年が53回目だとか。学生の頃、クラブ(山歩会)も毎年、模擬店を出していた。(確か2浪で、入学時にはすでに20歳を超えていた)同級生に、下宿でカクテルを作る趣味を持ったのがいた。発端は彼を祭り上げて模擬店をしようという企てだった。クラブの資金作りが最大の目的だったと思う。おかげでテントやバーナーが新調された。
記録のために書いておくと、模擬店の名前はジャンダルム(穂高の衛峰の名前)とした。教養部の校舎のあった地下で催した。実のところ、クラブは地下の一角を不法占拠していたのだが、模擬店のためにそことは別の場所を借りた。その模擬店も最初は不法に場所を確保したように思うが、何年か後は合法的になったはずだ。模擬店ではあまり働かず、打ち上げの飲み会に参加していた程度だったので、場所を借りたことに関する記憶はあいまいだが。
当時は今から40年くらい前だから(ジャンダルムの創業は昭和46年だと思う)、13回目くらいの11月祭だった計算になる。戦争の記憶が少なくなり、世の中が落ち着き始めた頃に11月祭が始まり、学生運動が全盛期の頃にジャンダルムをやったわけか。当時はまだ、アルコールを扱う模擬店は少なかったように記憶している。
それで思い出したのは、先月、土曜日だったように思うが、研究室で仕事をしていると、応援団の学生がドアをノックして入ってきた。女子学生だった。11月祭の前日(イブ)に振る舞い酒をやるので来て欲しい、ついては寄付をとのことだった。しゃあないので最少限の1000円を渡した。昨日、その振る舞い酒を飲み忘れていた。まあ顔を出すと、「せんせえー」ということで、また少なくとも1000円やそこらは取られそうだが。

2011/11/23


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