川北英隆のブログ

顛末いろいろ(修正版)

いろいろと言っても2つだけ。ブログで「その後は乞うご期待」とか何とか書いて、そのまま忘れていた事件の顛末だ。
1つは同じマンションの住人が早朝にチャイムを鳴らした事件だ(10/4)。
想像したとおり、海外旅行にまつわる事件だった。
その人は関空までの乗り合いタクシーを利用しているらしい。こちらも8月に初めて使ったが、すぐに事故るJRよりもいいようだ。で、ロビーで待っていると予約したタクシーが来たので、慌てて身一つで「居ます」なんてことで、外に出てタクシーに合図したのだろう。トランクとハンドバッグをロビーに置いたままだった。マンションの鍵はハンドバッグに入ったままだったそうだ。
玄関の自動ドアが閉まってしまった。どうしたものかというので、家内のことを思い出してチャイムを鳴らしたらしい。実はその人は隣の部屋の人の子供をいつも可愛がっていて、最初にその部屋のチャイムを鳴らしたらしいのだが、寝室とチャイムが遠かったのか、反応がなかったとのこと。おかげでクロアチア土産をいろいろもらった。
(家内から訂正が入った。タクシーが来たかどうか確認するためにトランクをドアの部分に置き、一応閉まらないようにして外に出たのだが、閉まってしまったとのこと。)
もう1つは実家の柿のことだ(10/23)。
今日、残った柿を収穫しに実家に行った。少し冬型の気候だったので、先日のスズメバチはいなかった。やはり秋の収穫は少し寒いくらいの日がいい。ハチに邪魔されることなく、渋柿の熟柿を1つ見つけた。すぐに食べてみた。美味かった。やはり柿の本当の味は渋柿である。
昔、高校の時だったと思うが、父親が取引していたメリヤス会社(メリヤスなんて死語に近いかな)の社長が癌で亡くなる少し前の晩秋、渋柿の熟柿が食べたいと言ったとか。そこでボランティアを買って出て自転車で親戚の家まで行き、ようやく渋柿の熟柿を手に入れ、戻った記憶がある。その社長は三重の山奥の生まれだったので、そんなものが食べたくなったのかと、当時は単純に思っていたが、実際に食べてみると下手な料亭の料理よりも美味い(じゃあ家庭料理はどないなるんやと、文句が出そうだが)。
残念ながら、この熟柿ばかりはなかなか持参できない。里山を歩きながら、盗み食いしてもらうしかないだろう。

2011/11/07


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